コメントの書き方は、以下のように半角シャープを先頭に付けます。
# コメント
Perlには、スカラ変数、配列変数、ハッシュ変数と、変数の種類が3つあります。
# スカラ変数
文字や数値など、値を唯一格納できる変数です。通常「変数」と呼ばれるものは、このスカラ変数を指します。
my $num;
# 配列変数
複数の値を順番に保存する変数です。Javaなどで型の概念が分かる方は、配列型の変数と理解してください。
my @students
# ハッシュ変数
複数の値を、キーと値のペアで保存する変数です。配列と違ってキーを指定して値を取り出すことで、値を格納する順番に左右されません。
my %month_num;
文字列はシングルクォートかダブルクォートで囲みます。
ダブルクォートで囲んだ場合、以下が可能になります。
1.\t(タブ)や\n(改行)などの特殊文字を利用すること
2.文字列の中で変数展開すること
(例)
my $str1 = ‘abc’;
my $str2 = “def”;
my $str3 = “a\tbc\n”; #特殊文字として認識されます
my $name = “加藤”;
print “Hello,${name}君”; #Hello, 加藤君 と出力されます
スカラ変数に数値を代入できます。整数や小数も代入できます。桁数が大きい場合はアンダーバーを区切り文字として利用できます。
my $num = 1;
my $num = 1.234;
my $num = 100_000_000;
Perlでは標準関数や事前に定義されている関数を使用する際、引数の括弧を省略できます。
print “Hello world”;
複数の出力文字列を指定する場合にはカンマで区切って続けて記述して下さい。連続して出力されます。print “テスト”, “test”, “¥n”;
スクリプトを実行するにはコマンドラインで以下のように記述します
perl (スクリプトファイル名)
例: perl script.pl
出力結果をファイルに書き出すにはリダイレクトを使います。リダイレクトの使い方に関してはコマンドプロンプトの文法となりますのでそちらを参照してください。
perl script.pl > file.txt
コンパイルチェック
コンパイルチェックを行うには、cオプションを指定します。
perl -c script.pl
デバッガの起動
デバッガを起動するにはdオプションを指定します。
perl -d script.pl
Perlでプログラミングを記述するときは先頭に以下の二行を書いておきます。
use strict;
use warnings;
この2行を加えることで事前に文法チェックが行われるので、コードの品質が上がります。コード記述速度を上げることにも繋がります。