PHP・Perlなどエンジニアには様々な仕事内容があります
最も単純に言えば、エンジニアが取り組むのは、膨大で何度も繰り返される業務をコンピュータ環境で実現すること。そのためにプロセスを単純で細かな部品の組み立てとして整理し、開発の仕様をまとめることが仕事の中核です。どれほどキャリアを持ったエンジニアでも、例えばUNIX系で活躍してきた人がWindows環境まで全てを自分で完成することはできません。ある程度の規模のシステム開発を行うには必ず複数の専門家の「チーム」が必要となります。
チームワークで開発を行うため、エンジニアにも様々な役割が存在します。以下にそれぞれの区分を解説していきます。
１．プログラマー(PG)
文字通りプログラミングする人。開発仕様書に基づいて、効率良いプログラムを書いていきます。C言語やVB(Visual Basic)など開発環境や言語がいろいろある、というだけではありません。同じ仕様書から出発してもプログラマーが違えばプログラムの書き方は違うもの。実行速度やメンテナンスのしやすさやなど、さまざまな配慮がなされたプログラムの美しさはSEをうならせることも。開発言語やOSはもちろん、ネットワークやインターフェイス等の知識も生きてきます。意外にセンスが問われる役割です。
２．アプリケーションエンジニア（プロジェクトマネージャ）
お客様の仕様に基づいて運用可能なレベルまで開発を指揮します。開発チームの中心になり、プログラマーなどを指導して、決まった納期までに完成させます。この部分の仕事は一般にプロジェクトマネージャと呼ばれます。
３．システム管理エンジニア
価値あるシステムを維持管理する中心的役割です。人が作ったシステムを読み込んで、問題を未然に防ぎ、使い心地やデータの鮮度を維持し、必要に応じて新たな機能を加えるのはなかなかの難事業です。
派遣で活躍するプログラマーの将来設計も実は人それぞれで、キャリアアップしてフリーエンジニアになろうと研鑽を重ねる人もあれば、プログラミングの腕を徹底的に磨く「生涯一プログラマー」派も。システムエンジニアとのコミュニケーションも大切な、派遣プログラマーの仕事と暮らし、考えていきましょう。
「アプリケーションエンジニア」であれ「システム管理エンジニア」であれ、まずは開発言語をマスターし、取り組む業務内容や顧客のニーズを詳細につかむことが出発点です。
